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財政再建


国の借金、国債の発行額は28年度で800兆円、国民ひとりあたり600万円ほど、可処分所得が500万円ほどの家族で、2400万円ほどの借金になる。その増加ぶりは右肩上がりどころの表現ではなく、統計表は右に45度の傾斜で増えていく。橋本龍太郎元総理がこの解消を訴えた頃の3倍になっている。これでは誰も言い出さないわけです。 もう手がつけられないのです。 時々財政危機と言われる国があります。最近ではギリシャ、この国の危機はかなりだったようですが、新大統領が「私たちはEUからの強制された歳出削減策を拒否する」という、傍から見てると一体こんな主張掲げてどうなるのかと見ていた大統領が選出されると、一転と言っていい位彼はトーンを下げて、軟着陸をやってのけた。選挙スローガンほどは過激な対応をしなかったので、EUとの決裂は避けられて、EUからの財政援助もあって危機からは距離を置けるようになったようです。 イタリアとスペインも危機的状況と言われる。日本はこれだけの借金があっても危機とは考えられていないようなので、「?」印となる。「青春時代はなんで測ればいいのだろう」という歌の文句があると同じように、国の財政危機はなんで測ればいいのかなと思う。kanrekiの物差しでは日本は財政危機中の危機と思えるのにあまりそのような声は聞こえてこない。国債は国の借金とという概念は間違いなのかもしれない。日本は同じくらいの預貯金があるから大丈夫なのとも言われる。国債を国民が買い支えることが可能という見立てらしい。 江戸時代に徳政令があって、不況に苦しむ国民を救うために借金の帳消しをする法律で、これを時々発布したらしい。庶民は徳政令も期待するけれど自分たちの力で借金を踏み倒すべく一揆も起こした。そして借金もなくなった。個人が行えば殺人なのに国家が行ったら、名誉の行動にもなるように、かなりの矛盾は常にあるから、借金の帳消しをして貰いたいとも思う。 単年度収支を黒字にすることもなかなかできないから、間違いなく借金は増え続ける。このシナリオの先はどんなふうなのか誰かわかっているのかと思う。こういことをわかっている少数者は個人的な対応を間違いなくしている。でも基本は財政がダメな状態だから、その場しのぎのを対応を辞めて修正が必要です。


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